合格消しゴム☆
2019年3月25日
新元号「令和」
2019年5月12日

こどもの睡眠時無呼吸

4月20日、ロイトン札幌ホテルで北海道小児歯科医会が開かれ、スタッフと一緒に参加してきました。その中で、東京慈恵会医科大学、耳鼻科咽喉科講座客員教授である千葉伸太郎先生より、「こどもの睡眠時無呼吸は成長に影響するって本当ですか?」というタイトルで講演していただきました。こどもの睡眠時無呼吸の頻度は1~3%程度です。その代表的な症状はいびきです。いびきをする子供のすべてが睡眠時無呼吸ではないですが、その中に睡眠時無呼吸の子供が隠れているそうです。原因としては、アデノイド、口蓋扁桃肥大がある場合。アレルギー性鼻炎や鼻副鼻腔疾患などが原因で鼻閉を起こし睡眠時無呼吸になる場合があります。子供の睡眠時無呼吸の日中の症状としては、不注意、多動、衝動性、問題行動、学業成績不振などがあります。また、睡眠中の症状としては、頻繁な寝返りや寝汗、無呼吸の有無、夜尿、睡眠中の咳き込みなどがあります。子供の睡眠時無呼吸の影響としては、体重や身長の成長への影響、行動障害や学業成績低下に影響を与え、特に幼少時の障がいが6年後の行動障害の出現や、中学時の学業成績に影響するそうです。また、幼少時の鼻呼吸障害により口呼吸が習慣化され、顔や顎の成長に影響を及ぼし、将来の成人の睡眠時無呼吸の原因となることもあります。お子さんに何か症状が当てはまりそうだなと感じている方がいあれば、かかりつけの耳鼻科や歯科医院の先生に相談してみましょう。