4月12日土曜日、北海道小児歯科医会主催の講習会があり、参加してきました。
「視機能と成長の関係性を紐解くビジョンアセスメント」というタイトルで、講師は小松佳弘先生です。
見る力が子どもの未来を育むという信念のもと、発達障害を科学的に改善する視力トレーニングを必要な機能へアプローチすることで、個々のつよい根っこづくりから成長サポートをしています。
歯科とは直接関連しませんが、子どもの発達のサポートという意味で大変ためになりました。
いろいろトレーニングメニューもあり、とりあえず知識としてたとえば子どもは大人より視力がよいと思い込んでいたのですが、有効視野が大人が160度に対し、子どもは90度しかないそうです。
サッカー指導のような時に、グラウンド全体をよく見て判断してなどとアドバイスをしても実は見えていないということです。
また、周辺視野の色知覚でも赤や黄色は認知しやすいのですが、青や紫などはとても見づらいというデータが出ています。(講習時の実習でも青が見えないので驚きました。)
よく1年生が交通事故に1番あうなどと言われていますが、もしかしたら信号が見えていないのかもしれません。
生まれたその日に赤ちゃんはおっぱいを飲んで口腔の機能を活用しますが、母親の顔を視力で認知するのはしばらく後です。
発達の途中でまず見て認知して判断して行動するのですから、視力の機能はとても大切なのがわかります。
ビジョンアセスメントでネットでも出てくるので、興味のある方は検索してみてください。