なかよし小児歯科歓送迎会
2015年4月17日
第41回歯の健康キャンペーン
2015年6月17日

日本小児歯科学会

平成27年5月21日・22日に第53回日本小児歯科学会大会が広島国際会議場で行われ、職員4名で参加しました。その中で大会長より、「こどもたちが輝く明日のために小児歯科医療の果たすべき使命」と題した講演がありました。概要を要約すると、地球規模でみると、子どもの人口も虫歯罹患率も増加を続けているので、グローバルな観点からの小児歯科医療の需要は果てしなく大きいといえます。しかし、日本国内に目を向けると、少子化と小児の虫歯の減少を理由に小児歯科はマイナーに見られがちです。少子高齢化、小児の虫歯の減少に伴い、高齢者の診療の比率が高くなり、特に一般歯科医師にとっては、小児患者の治療経験数が少なくなっているようです。さらに歯科生涯研修の機会も高齢者対策向けの講習会が優先されているため、小児の歯科医療の質の格差が拡大しつつあるようです。我々小児歯科医療関係者は、歯科医療を通じて、子どもが何を思い、何を訴えているかを察知し、子どもたちの代弁者としての使命を果たさなければならないのです。