職員OB会
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2019年12月25日

日本障害者歯科学会

2019年11月22日(金)~24日(日)に岐阜県長良川国際会議場にて、第36回日本障害者歯科学会および学術大会が開催され、職員が参加してきました。

特別講演で「今、求められている医療的ケアとは」という演題で衆議院議員野田聖子氏による特別講演が行われました。

内容を抄録より少し抜粋します。

「医療技術の進歩のお蔭で命が救われ、重度の障がいを抱えながらも在宅生活ができる子どもが増えた、医療的ケア児の数は2016年には18000人となり、10年前の人数から約2倍に増えた、また中・高度な医療的ケアを必要としている重症児が増加傾向にあり、複数の障がいを抱えたケースも多く、病態もそれぞれ複数に影響している」

「医療的ケアを必要とする子ども達が自宅から出られない状況を取り払うことや、同年代の子ども達と触れ合う環境を整備することは、医療的ケア児の成長をより引き出す大切な環境であることを、今まさに身をもって感じているところである」

「平成28年に新たに設置された認定資格に摂食嚥下リハビリテーション栄養専門管理栄養士がある。これからますます増加する老人や障がい児(者)の摂食・嚥下機能障害に、有資格者の需要が高まっていることは間違いない」

「医療的ケア児を子にもつ親の願いは、自分の力でしっかり生きていけるようになることである」

野田聖子氏も障害のあるお子さんを抱えながら衆議院議員という激務をこなしています。とても感動的な公演でした。

当院には障害者歯科学会認定医も勤務しており、これからも新しい情報を仕入れながら頑張っていきたいと思います。